このトリイテーブルは、雑誌編集者の中山さんと、
ある家との出会いから生まれました。

その家は、東京の鶯谷駅の近くで空き家になっていた、
築100年を越える、元は蒲鉾屋さんだったところ。
大きな一軒家を維持するために中山さんが選んだ方法は
シェアハウスかつゲストハウスにすることでした。
中山さんは、熱烈なラブレターを家主さんに送って、
高倍率の入居希望を勝ち抜いたそうです。

木工房ようびにお話を頂いたのはその直後のこと。
「設置位置も、照明も準備済み。時間を経た建物に、ふさわし
い、闇夜に浮かび上がるようなテーブルを作って欲しい。」
そんな身の引き締まるご依頼でした。

長い時間を経て、貫禄を備えた家。柱や梁に使われ、古くから愛されてきた「ヒノキ」を材料と
してご提案したのは、自然なことでした。
古い民家特有の狭い搬入経路に対応するため、天板も取り外せ、足も二分割出来るようにすること
が可能です。納品時は職人が伺い、組立させていただきます。

オーダーで制作させていただいた「トリイテーブル」ですが、
嬉しいことにお褒め頂く事が多く、
めでたく、定番商品としてご紹介することとなりました。
受注生産ですので、もちろんサイズ等のご相談はこれまで通りお受けいたします。

さらにさらに、数量限定で、
ものすごい愛情を受けて育った西粟倉の「延東さん」の山の木でも、
作らせていただけることになりました!
延東さんの山の木は、もう、ほんっっとうにきれいです。

森林認証やトレーサビリティって簡単に言ってしまえば、
「海外の森を違法伐採したものではないですよ」ということの証明なのですが、
なんか、そんなレベルではないです。
だって、延東さんのおじいさんが植えて、枝打ちして、下草刈りして、
引き継いだ延東さんがずっとずっと育ててきた、
西粟倉のどこに植わっていたかまでわかる木なんです。
それに、延東さんのお話を聞いてしまったら、絶対にずっとずっと大事に使おうって思います。
大切に育ててきた木が、誰かに喜ばれるものになるところを、
延東さんに見せてあげたいんです!他の山主さんへも!

もちろん、延東さん以外の木でも、
職人がじっくり選材して村内のきれいな木で作ります。
闇夜に浮かぶテーブルも、
明るい光と戯れるテーブルも、
本当に見ていただきたいものです。